ACPとは
アドバンス ケア プランニングの略。「人生会議」 とも言われれいます。
人生について、今後のことについて「家族や親しい人と話し合う」というものです。
終活と似ているようで違います・・・・でも終活の中の一つでもありますね。別に歳を取ったから行うというわけではなく、老若男女全員に関係していることです。
いざとなった時どうして欲しいですか?
もしも、の話。
いよいよとなった時。
どんな最期を迎えたいか?
「とことんできる限り治療して欲しい。」「痛いのは嫌。」「何もしなくていい」
なんでもいいです。もしものとき、多分意思表示できない場合がほとんどだと思います。
話してみてください。話せる時に。もちろん、自分のことも話しておいてください。
いざと言う時、ほとんどのご家族は悩みます。どうしたらいいのか?私も自分の家族がいざとなったら悩むでしょう。自分の決断で家族とはいえ、人の「生き死に」が決まってしまうことが怖いと思うでしょう。
ゆっくりかもしれないし急にくることもあります。
特養に入居している方は、ご高齢で徐々に機能が低下もしくは病状が進行していきます。
ご高齢なので、さっきベットを見た時は息をしていたが、次見に行った時には息をしていなかった。と言うこともあるのが現状です。
職員から「いざと言うときどうするか?」の確認は、入居のときに最初に聞かれる場合が多いです。
さらに、状態が変わるたびに、ことあるごとに確認していくようにしています。
ご家族が、入居者の方の最期を選択、決定・受け止められるように、少しでもお手伝いをしたいからです。
「まだ、死にそうじゃないから、想像できない。」と言われることもあります。
確かに、そうなんですよね。だからこそ、お伝えしていくようにしています。
自分はどうして欲しいか?
例えば、私の今のこの歳(40歳台)でいざと言う時が訪れた時、どうしたいか?考えてみます・・・・・・
正直、まだ「生きたい」です。
子供が成人して働く姿を見るまでは、生きていたいです。
お医者さんから、何をしてももう無理と言われてしまったら・・・・子供や夫に迷惑をかけるといけないので「何もしなくていい」と思うかもしれません。
悔しく無念ですが。
想像してみます。
「もういつ死んでもいい」と思える日が来るのだろうか?
歳を重ねて、おじいちゃんおばあちゃんになって、介護必要になって。
「もう、いいか。」って。自分のことなのに全く想像できません。
話し合ってください。とか言っておきながら、自分のことになると全くダメな私でした。
最後に
この記事を考えているときに、ドラマ「コントがはじまる」第4話をみていました。
「急にくる家族の死」と言う内容ものでした。
なんで今考えているようなことと同じようなことが、目の前のドラマで描かれているのか、とても驚きました。
人の「生き死に」はやはりどの世代に対してもリアルでなければならないことなんだと改めて痛感しました。