特別養護老人ホーム(以下特養)の施設によってご家族に準備していただくものは少しずつ違っています。
以下は、基本的に施設で準備していますが、もしお持ちであれば持ち込まれてもいいかな?と看護師目線で気づいたものをご紹介します!
「あれば」車椅子
車椅子が必要な方が入所する場合は、基本的に施設で準備することとなっています。なので、新しく購入してまで準備する必要はありません。
在宅やグループホームなどを経て入所する方々はサイズも調整してある、乗り慣れた車椅子をお持ちかもしれません。
その時はぜひ持ってきていただけるとご本人が少しでもリラックスできるのではないかと思います。
「あれば」クッション
寝たきりの方や、褥瘡ができやすい方は、使い慣れたものがあれば持ってきていただけると助かります。
こちらも基本的には施設で用意するものとなっているので、購入してまでは必要ありません。
例
踵に褥瘡が出来やすいので踵を浮かすためのクッションがある。
寝たきり状態でお尻に傷が出来やすいので長いクッションを使用していた。
など、もし使っていたものがあればお持ちいただければ!となります。
お持ちにならなくても、施設はクッション系はたくさん準備されていると思うので心配は入りません。
「あれば」いつも使っていた毛布やタオルケット
実は私の母(70代)は、幸いなことに健康で、まだ介護施設で勤務しています。
入所時や面会時など ご家族に会えたときなどに「もし、いつも使っている毛布があれば持ってきてください」とお願いしていたそうです。(今はコロナでお会いすることも難しいです・・・)
施設の毛布もしっかりとしたものですが、「生活の場」というところに焦点を当てるとこれくらいは、持ち込んでもいいんじゃないか?といつも思っていると言っています。
確かに、食事以外はベッドで過ごされる方も多いでしょうから大切な観点だと思っています。
私も、次に入所される方がいらしたら聞いてみようと思います!
「あれば」吸引器
在宅から施設入所される方は、お持ちの方がいらっしゃるかもしれません。
基本的にこちらも施設で準備していますが、持ってきてくださると、本人専用で使用していくと思います。
私たちも色々な吸引器に出会える瞬間でもあります。
「あれば」ポータブルトイレ
こちらも在宅で過ごされていた方は、購入されいている方も多いと思います。
施設での生活で環境が変わるので、普段見慣れているものが1つあるとご本人も安心されるかもしれません。

意外とポータブルトイレは、余るくらい施設にあります。持ち込まれてそのまま寄付される方が多いのでしょうね。
最後に
今回は、あえて「あれば」準備してもらうものを挙げてみました。
個人で購入された場合は、ご本人さんが使わなければおうちに保管しておくのももったいないですよね。
私の働いている施設では、上記の持ち込みは出来ますが施設によっては難しい場合もありますの施設に相談してみてください!